金箔の人体への安全性については
金箔は、工芸とか美術の用途でも使われていて、これは人体に対しては職人の手に触れるということはあるかもしれませんが、少なくとも口に入るようなことはありません。
ですが金には食用というか食品添加物の用途もあります。
別に味を調えたり保存性を良くしたりすることはありませんが、見た目を豪華にする目的があって、国の基準でも立派に食品添加物扱いになっています。
となると口に入るわけで、安全性が気になるところですが、問題はないのでしょうか。
これは、もちろん国も認めているわけですから問題はありません。
もちろんそれは基準を満たしたものだけであって、粗悪な製品では危険性もあることは一般の食品とか添加物であっても同じことです。
金は極めて安定性の高い物質で、それゆえに長い年月がたっても錆びたり変質したりすることがなく、いつまでも美しさを保つので古来より貴金属とされています。
金の箔を口にしたところで、強力な胃酸でも溶けることはなく、消化されて腸から吸収されることもありません。
つまりはいずれそのまま排泄されてしまうだけということです。
一方で栄養になったりその他ヒトの生理学上何かの有益性があるかというとそういうこともありません。
食品として見る限りは、毒にも薬にもならないということができます。
ただ、金自体はそうであっても、製品として見た場合には不純物が気になるところです。
食品添加物扱いの場合には重金属などに注意が必要です。